淡彩日記
変えられないと思うとうまく瞑想できない(可能性を信じる1)
瞑想を進めたいのに進まないと苦しいときは、どこか自分の中に「変えられないところがある」と思っていないか振り返ってみるのもいいかもしれません。そうすると、自分の中のこだわりが見つかってきたりします。「変えられない、もともと決まっていて動かせない」と思いながら瞑想をしても、瞑想は進展するかというと難しい気がします。瞑想をする前の感覚では動かせそうに無いところも、瞑想をしている中で心が見つめ直されていく中で、瞑想する前とは違った感覚になり、動かしてもいいかもしれない、と納得できるようになる時が、ある時突然やってきます。
心の中を見渡したとき、今はただの掴みどころの無い乾き切った砂のような感覚であっても、瞑想に心の汗をかき、心の涙を流しているうちに、砂に一滴一滴の湿り気がもたらされていきます。そして、やがて砂につかみどころが生まれ、いつしかさざれ石となり、そして長い年月の果てにはついに大きな岩となるように変化して行くかもしれません。いつそうなるかは気にせず、早く変化させたいと焦らず、その変化を楽しみに待ちながら、淡々と続けようと思えたら、ありがたいですね。きっと何かが進み始めます。